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本を開いてまず目次で出光良さんが立原道造を紹介していることに目が止まりました。この詩人が好きだというかたは多いはず。出光さんの思い出から語られる、知らなかった立原が立ち上がってきます。そんな誰かの居場所としての一篇の詩は、これからまた別の誰かの大切な場所になっていく。そんな確信に近いものを抱かずにいられない、詩への想いに満ちた一冊です。
130mm×175mm / 128p / ソフトカバー